(ワーク)ペルソナの方との遭遇から

ご紹介原稿作成の補助として、以下のワークをご提供させていただきますね。

 

○ 「ペルソナ」とは

 

このページのタイトルに記した「ペルソナ」とは、ほんわか個別面談の際にお伝えさせていただいた「ただ一人」のことを、ここでは指します。

心理学における定義とは違い、ご縁づくりのベースとなるマーケティング上では「ペルソナ」とは、「ただ一人、典型的なクライエントさん像を詳細に定義したもの」となります。

(名前・年齢・性別・家族構成・日ごろの口癖・悩みなど…etc)

(ユング心理学における「ペルソナ」ですと「仮面」の意味となり、「人間の外的側面(周囲に見せる自分の姿)」のことで、人間が持っているさまざまな一面を表しますね。)

 

 

『ほんわか「ただ一人」明確化・講座』も、ほんわか倶楽部・傾聴メンバーさんに限り、無料で実施できますので、ご希望の方はお気軽に事務局にまでお知らせいただければ幸いです。

ここでは『ほんわか「ただ一人」明確化・講座』とは別に、ご紹介原稿を作成したり、見直して改訂するためのワークをご提供させていただきます。

 

(記事リンク→『「ただ一人…」に向けていく強さのリアル』)

 

 ○ ワークのための場面設定(シーン)

 

まず、以下のような場面(シーン)があったとします。

ぜひ、ありありと想像してみてください^^

 


ある日のことです。

ペルソナの方が色々なことがあって…「誰かに話を聴いてもらいたい」と思ってインターネットで検索をしていました。

そうして、私たち、ほんわか倶楽部のWEBサイトにアクセスしていただけました。

 

有り難いことに、ペルソナさんは、ふと、あなたの紹介ページを開きました。

あなたの写真を見て、とても暖かそうで柔和な雰囲気で、話しやすそうと感じていただけました。

まるで、自分が探し求めていたような人にも思えます。

相性が良いかもしれない…と、少し感じたりしています。

 

紹介ページにある文章も、少し読んでみました。

ペルソナさんは、そこで手を止めて、イスの背もたれによしかかって、少し宙を見ました。

 

「話してみたい…でも…」と、ペルソナの方は躊躇(ちゅうちょ)しています。

でも、その場を離れられず、留まっています。

 

ペルソナの方は、心の奥では誰かに傾聴してもらいたいと思っています。

内心では…「すごく、聴いてもらいたい…」

「でも、どうせ、聴いてもらってもなぁ…」とも思っています。

「話すのも、なんだか怖いしさ」とも思っています。

 

様々なことが頭の中を駆け巡って動けなくなっています。

また「どうせ、聴いてもらってもなぁ…」とも、堂々巡りしています。

でも、その場所を離れられずに留まっています。

 

実は、ペルソナさんのいる場所、そこはネットカフェのカウンターのようになっている所でした。

近くを通った人には、パソコンで何を見ているかがわかります。

 

たまたま!

… 何という偶然のめぐり合わせでしょう

 

あなたが、ペルソナの方の横を通りました。

ペルソナの方も、あなたも「あっ!」と目が合いました。

(強引な設定かもしれませんが、そこはご容赦願いますm(_ _)m)

 

 

「あ~

 

まるで、お互いが指を指してしまいそうなシーンです。

お互いに惹き寄せあうものがあっての偶然かもしれません。

 

3秒ぐらいの沈黙の後、すかさず、ペルソナの人が聴いてきました。

「あなたは、なぜ、傾聴メンバーになったのですか?」

(その本心を聴かせて欲しいです)


 

そこで、あなたは…

※ ペルソナさんに話しかけられて、すぐに答えなければならない状況です。

※ ここでは長くなっても大丈夫です。実際の傾聴が始まっているわけではありません。

※ 目的は、原稿を書くためのワークです。文字数が必要です。

※ 想定として目の前にいらっしゃるので、話し言葉で大丈夫です。

※ 手直しは、この次のステップで良いので気にしなくて大丈夫です。

※ 目の前にいらっしゃるので、言葉を飾っている時間はありません。

 

スグにお答えしなければ失礼にあたると考えられます。

心を配りながら、直感で書いてみていただけますでしょうか?

 

チッチッチッチ…

思い余って質問をしてきた、ペルソナさんが返事を待っている時間が過ぎていきます…

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○ ペルソナの方から、あなたへの質問

(掲載ページの見出しに準じて)

 

目の前にクライエントさんとしてお話ししたい方がいらっしゃいます。

上記のシーンを、じっくりとイメージしていただいて、ご本人からの質問に向けて、より効果的なメッセージを生み出していただければ幸いです。

 

(1) あなたは、なぜ、傾聴メンバーになろうと思ったのですか?

(2) あなたは、どのような人ですか?

  • ペルソナの方が、あなたの傾聴をしたいわけではありません。
  • 自分のことを話(自己開示)ししても、大丈夫な人かどうかを知りたい心境です。
  • ここで求められているのは、あなたご自身の自己開示です。
  • 心を開かない相手に、自分の辛さを話したくはなりません。

 

(3) もし、私(ペルソナ)が望んだら、どのような傾聴をしていただけますか?

ここでの、3つのポイント

  1. ” 傾聴のメリット ”を分かりやすく、あなたの言葉でお伝えします。
  2. 傾聴に対する” 心構え ”をあなたの言葉でお伝えします。
  3. 傾聴に対する” 具体的な姿勢 ”を、あなたの言葉でお伝えします。

 

(4) 傾聴を通じて、私(ペルソナ)は何を得られますか?

 

ここは『傾聴の目的』(のうち1~3まで)を含めてお伝えするのがポイントです。

傾聴の目的については、以下に記してあります。

https://a-117.biz/archives/263

特に紹介ページの段階では、「1.自己肯定感を得ていただく(実感として) 」にウェイトを置くのが望ましいと言えます。

 

 

得意分野の悩み(5)だけは箇条書きなので他と違いますが、ペルソナさんからのご質問を(1)~(4)に置き換えて、それに答える形で書いて、その中から見出していただけるでしょうか?

 

ここでは、“アレもこれもと盛り込まずに絞り込むこと”がポイントとなります。

一個人としては、例えるなら、私たちはデパートではありません。

一人ひとりは個人商店のようなものともいえます。

それも、専門店のほうが信頼されやすいのではないでしょうか?

 

もし、アレもこれもと盛り込んでいたら…?

初めて観た方は、そこに深みを感じるでしょうか?

書き手の焦点がボヤけていると読み手もボヤけてしまい、具体的アクション(ご指名)が遠くなると考えられます。

 

例えば、ペルソナの方が…

「傾聴って何?」

「ただウンウン聴いてくれるだけ?」

「傾聴してもらって、何になるの?」

「誰かに受け止めてもらって理解してもらいたいけど、私のことなんてわからないよね」

「私の悩み、家族や友だちのと違うから…」等々…

 

このように思われる方は、少なくありません。

特に「私の悩み、家族や友だちのと違うから…」のところはポイントです。

「自分の悩みは独特だから…」と思っている方は、多いのではないでしょうか?

そもそも誰一人として「同じ悩み」の方はおられませんね。

 

例えば、「他にも苦しい方はたくさんいるから、私の悩みも特別ではない」と繰り返し言われる人ほど、実は自分の悩みは特殊だから、という言葉の裏が込められていたりします。

このように思っている方に、あの人にもこの人にも向けているメッセージは、たいして届かないのです。

目には入ったとしても(アクセスはされていても)、心には入りません。

心に入らなければ、ご縁に繋がっていく可能性は下がっていきます。

 

 

繰り返しになりますが「ただ一人、あなただけに向けて」ということが大事です。

ここに、ペルソナ設計をする意味があります。

 

「なんでも聴けます」は「何にも分かりません」というようなものとして取られることが多いです。

言い換えたら「なんでも出来ます」は、「実は大したことないでしょ」と思われるようなものです。

 

読み手に「勝手に想像して考えてくれる、思ってくれるだろう」は、集客の際には期待しないほうが良いです。

書き手が思うほど伝わらないものと考えたほうが、最大公約数でズレが抑えられてきます。

わざわざ想像してくれない、察したり思ってくれたりしないと思って書く、過信しないことが大切です。

(読解力がないと思って書くという意味ではありません。)

 

 

何度もくどいようですが、「ただ一人に」向けて絞り込むことで、それだけ惹き付け力が上がります。

「ただ一人」に伝えきれなければ、それ以外の方にも、ぼやぁ〜としか伝えられません。

 

逆に「ただ一人」の人を惹かせられれば、それ以外の人も惹き付けられてきます。

例えば、虫メガネを通してぼんやりと光を紙に当てていても、火はつかないですが、一点に集中するように角度を調整すると火は付きます。

絞り込むと、ボボボ…と火がつくわけですね^^

(記事リンク→『絞り込むと、ボボボ・・・と火がつく』)

 

 

○ 引き続き、個別サポートにて掘り下げて改訂していけます^^

 

このようなワークは、相性の良いご縁を創っていただくための根幹の1つです。

根幹が曖昧だと、全てが曖昧になりブレやすくなります。

集客でブレると、から回りを発生させやすくなり寒くなります。

根幹がしっかりしていると、幹も枝葉もフサフサと伸ばせられて、ぬくぬく・ポカポカになってきます。

しっかりと根幹を浸透させて、じっくりとペルソナさんへのメッセージ(紹介ページ)改訂を進めてみていただきたくお願いいたします。

内容が多くて目を通すだけでも大変と思いますが、以下も、再度、参考にしていただけましたら幸いです。